中小企業診断士

【4/10時点】事業復活支援金の事前確認につきまして

当事務所では「事業復活支援金」の事前確認を行っております。ですが、いくつか事業者様にお伝えしたいことがあり、記事を書くことにしました。

対応範囲を「限定なし」としている反面、受けられる事業者様の数を限定しております。

 まず、この事前確認を行うにあたり、数多くの登録確認機関は「継続支援関係限定」にされているところが多いと私は感じました。ただ、継続支援の関係がない上でコロナ禍で事業に大きなダメージを受けている事業者様はどうすればいいのでしょう。「事前確認は必須。だけど誰に頼んだらいいのか。あてもつてもない。」そのような事業者様が多く出てしまうのでは? このことがすごく気になりました。ですので、私は「オンライン対応できる事業者様であれば地域限定なし」としています。その一方で、無制限に受けてしまうと、本当に体がいくつあっても足りません。商工会や商工会議所、金融機関のような規模の大きな組織であれば、受けられる数も自然と増えるのでしょう。しかし、私のような個人事務所では、対応できる事業者様の数に限界があることを痛感いたしました。
 また、登録確認機関で検索すれば当事務所は見つかります。ですが、指定時間外に電話をかけてこられる方が多くいらっしゃったという現実にも直面いたしました。とても残念なことです。そうしたことから、事務局と相談し、現在は電話番号を非公開としております。お手数ですが、ご連絡はメール(※登録確認機関で検索の画面から「法人・支店名」の欄に「シダラ」と入力すればメールアドレスが出てきます。)もしくは問い合わせフォームからご連絡願います。私なりに本支援金を国が実施することの意味、また中小企業診断士の社会的存在意義を鑑み、「可能な限りの対応」を行わせていただきます。

「申請したいのだがよくわからない、書類の準備の段階からきめ細かい対応をしてほしい」

このような事業者様の声もいただいております。事業者様のご要望は1つひとつ丁寧にお応えしたいと考えております。書類が多く大変ではありますが、ご協力をお願いいたします。

現在(4/10)、新規事業者様につきましては特に事業者様の数に制限なく事前確認を受け付けております。ただし、当事務所では申請代行は受け付けておりません。事前確認後のご申請につきましては、事業者様にて行っていただくようお願いいたします。

近隣の方は対面での事前確認も行っております。

 私は現在(4/10時点)のところ、8社対応させていただいております。ただ、これまでの経験上、事前確認の際に「認識違いによる書類の間違い、不備」が多く見受けられました。そのため、近隣の方で「(書類が適正かどうか、過不足がないかどうかなど)対面で見てほしい」という事業者様につきましても、事前確認が複数回とならないよう、メールでのやりとりが増えることにはなりますが、ご協力をお願いいたします。また、対面をご要望される事業者様につきましては、現地までの往復時間などを考慮し、「京王井の頭線沿線または明大前駅近辺の京王線沿線の事業者様」のみとさせていただいております。

 また、当事務所では事前確認を有償(5,500円,税込)とさせていただいております。理由は概ね前述した通り(対応可能な事業者様の数に限りがあるため)ですが、実際に本支援金の事前確認は手間がかかります。また、事前確認はあくまでも形式的なものであるため、最終的な判断は事務局が行います。そのため、申請後に「支援金の対象外」と事務局より指摘された事業者様から代金をいただくことはございません。

 いくつか書かせていただきましたが、事業復活支援金は過去の持続化給付金の数多くの不正受給の反省を踏まえ、国が各士業や関連機関の協力のもと、公正に支援金が行きわたるように配慮されたものだと考えております。私も中小企業診断士として、事前確認を適切に行いたいと考えております。何卒ご理解いただけますと幸いです。