中小企業診断士1次試験対策の山場は完成答練

今は2019年5月のゴールデンウィーク。自分がTACに在籍していたころ(2015年~2016年)を考えると、ここまで順調に来ていたクラスメートも一気に脱落してしまうケースが多かったです。(注:煽るつもりはありません。)
なんでそうなってしまうかというと、考えられる理由は2つあります。
- 完成答練の難しさ(後述)にペースを合わせることが出来ず、ついていけなくなった。
- ここまでの勉強で残した穴が埋められずに、本試験まで時間がない状況下で「焦り」が「諦め」に変わってしまった。
結局のところ、1次試験は2次試験と異なり学習量(質もありますが)に比例して点数が上がるものです。なのでここから先、本試験までは死にもの狂いでやるしかない、としかいいようがないです。
であれば、次に完成答練でどのくらいの点数を目指せばいいかなんですが、これは「本試験と同じく7科目で420点」を取ることを目標にしましょう。
完成答練1がほぼ本試験相当の難易度で、完成答練2は本試験より難しい。そんなイメージです。私の場合は、以下の通りでした。
完成答練1 | 総計;433点 |
---|---|
企業経営理論 | 56点(平均45.4点) |
財務・会計 | 56点(平均51.6点) |
運営管理 | 69点(平均54.7点) |
経済学・経済政策 | 68点(平均42.7点) |
経営情報システム | 69点(平均57.5点) |
経営法務 | 53点(平均49.1点) |
中小企業経営・中小企業政策 | 62点(平均48.0点) |
完成答練2 | 総計;437点 |
---|---|
企業経営理論 | 69点(平均48.4点) |
財務・会計 | 52点(平均52.7点) |
運営管理 | 62点(平均52.9点) |
経済学・経済政策 | 64点(平均52.2点) |
経営情報システム | 84点(平均61.0点) |
経営法務 | 46点(平均45.2点) |
中小企業経営・中小企業政策 | 60点(平均49.0点) |
「総計420点以上」以外に完成答練を受けていた時に心がけていたことは、
- 平均点以下の科目は、7科目中2科目(以下)
- 40点台の科目なし
です。やや厳しめの目標でしたが、完成答練2の経営法務以外はキープできました。また、1次試験の合格率を考えると7科目中4~5科目は「平均点+10点」くらいは欲しいところです。
完成答練と並行して財務会計の学習継続、そして過去問
ただ、完成答練2はもう厳しいというか、法務と中小の2科目を同日に受けましたが教室中がどんよりした空気だったのを覚えてます(笑)。
それでも、毎週完成答練を受けながら並行して以下の2つ(財務,過去問)の学習をやらないといけないです。なので苦しいですが、、、ここが正念場。この時期に脱落する人が多いのは前に述べた通り。とにかく頑張るしかないです。
- 財務の勉強は学習効果が点数になって表れるまでに時間がかかるので、毎日少しづつでもコツコツと継続すること。(注:税理士/公認会計士さんとかは当然別)
- 本試験問題(過去問)をどこかで回し始めたい。自分は完成答練2の頃から並行して始めました。
その後、1次公開模試そして直前期、本試験に入るわけですが、その頃何をすべきか(私が何をしたか)については、こちらに記載しましたので合わせてご参照ください。
まとめると、
- 完成答練では、7科目総合して420点を目標とする。(※既に科目合格済の場合は受験科目数 x 60点)
- 完成答練の復習をしつつ、財務・会計は別枠で継続学習、加えて本試験問題(過去問)も開始。
- 苦手科目はどうしても出てしまいますが、まずは一通り走り切って、どこが出来ていないのか(苦手なのか)をこの時期に把握しておくことが重要。
となります。
