海外関連

これからの活動について

来年以降の活動について

さて、退職の話を書いてきましたが、来年以降何をするのか?について書きたいと思います。前回書いたようにやりたいことをやるための独立なので「中小企業の海外展開」をやります。ただ、企業にいたころから感じていましたが、この道は簡単ではないです。現地法人の立ち上げなどの法律の知識(しかも国によって違う)や為替レートの変動による収益減リスクなど、他の診断士の方が得意としている分野もあります。これらを体系的に学び、知識を身につけながら経験を積み、かつ仕事を受注し続けないといけないのでハードルが高いと感じています。

そこで、IT系のスキルが使え、かつプロジェクト単位で行うJICAの仕事に携わることにしました。コンスーマー製品一筋、民間企業の一社員が国策であるODAに関わるとは、若いころには思ってもいませんでした。ただ、逆に携わったことがないからこそ、話を聞くたびにワクワクします。もともとインドのオフショア立ち上げなどは会社員時代に何度も経験しました。ITエンジニアの人材育成はコミュニケーションだけではありません。仕様書渡してはいやっといて、で出来るほど簡単なものではないことは痛いほどよく知っています。自分のスキルで満足のいく仕事が出来る、というより、民間出身でないと得られない経験を思う存分に活かせる。そう思いました。

そう思っていたところ、有名なクランボルツの本を読みました。キャリアは偶発的に作られる、だけどそれは単なる偶然ではない。今は全く同じ心境です。31歳の時に1回転職をしましたが、最初の会社で学んだことは次の会社で思う存分活かせました。最初の会社で新卒で入っていたら絶対に得られない経験があったからこそ中途採用された、とも言えますが、どちらにしても、巡りあわせというのは自分では予期できないものだと改めて感じた次第です。そうと決まればあとは精一杯頑張るだけです。

必死になって受けたPCM研修

JICAのプロジェクトに携わるには「PCM手法」というものを学ぶ必要があります。ODAのプロジェクトは数多くあり、各専門家や政府関係者、現地JICA事務所などいろんな人が携わります。なので、共通したフレームワークがないとレポートもバラバラになってしまいます。そのために開発されたのがPCM手法で、まずはこれを学ぶ必要があります。

研修は2回ありました。最初の「計画・立案(3日間)」とその先の「モニタリング・評価(4日間)」です。PCM手法についての詳細は割愛しますが、単なる座学だけでなく、事例を用いて、頭を使いながら手足も動かすというハードなものでした。

「計画・立案」にしても「モニタリング・評価」にしても、私以外の研修受講生は皆、JICAプロジェクトに精通している人たちばかり。未経験の私が入ることで場を乱してしまうのではないか。そんな気持ちになるのも当然です。幸い、中小企業診断士で学んだことが活かせましたが、とにかく経験の足りないところを知識と行動で示さないといけません。私は2回の研修、ともに必死でした。ここまで必死になったのは診断士受験以来と思えるくらいです。ファシリテーターの先生からは「設楽さんは他の人が気付かないところにまで目が行っている」というコメントをいただきましたが、それは経験がないので思い込みがないという側面と、診断士として見たらそう見えた、という両方なのだと思います。とにかく毎日必死になって食らいつき、チームディスカッションでも積極的に発言しました。研修の最後20分間で修了テストがあるのですが、2回目の「モニタリング・評価」ではA評価をいただきました(上写真)。結果を受け取ったときの喜びといったらこの上ありません。未経験者でもここまで出来ると思うと胸が熱くなりました。あとは実践あるのみです。クランボルツの教え通り、目の前にあることをしっかりやって次につなげること。これが来るべき2020年に私のやるべきことです。