中小企業診断士

中小企業診断士における名刺の作り方(※企業内診断士)

中小企業診断士の活動をするなら個人名刺は必須

中小企業診断士の活動をするなら名刺は必須

中小企業診断士の試験に受かると、実務補習と呼ばれる実習が行われます。これを合格直後の2月から15日間行った人は、診断士登録できます。おめでとうございます!

といっても、15日間のコースを受けるには6~7日間会社を休まねばならず、全体的にそれほど多くの人がいるわけではありません。2月に5日間のコースを受け、夏以降に個人の都合に合わせ、5日間コースを再度受講して計15日間受けた後に登録をする人が多いです。ただ、試験合格後、3年以内に受ければいいので、実務補習を受けられずに失効してしまう方はあまり聞きません。私の場合は2017年1月に合格後、同年10月に登録しました。

ただ中には、実務補習ではなく実務従事で15日分のポイントを取って申請する人がいます。これは正直関心しません。実務補習は非常によくできた制度です。1回の費用が5万円かかりますが、最低でも1回は受けることをお奨めします。

さて、ここからが本題ですが、試験に受かって中小企業診断士として活動するということは、会社の業務以外で名刺を使うことになります。なので、早速名刺を作りましょう。

もちろん、会社の名刺に「中小企業診断士」を入れる方もいて、会社が認めている場合もあります。そういう方は堂々と会社の名刺を使っても問題ありません。

ですが、せっかくの機会です。ラクスルを使えば100枚あたり1000円以下で作れるので、この機会に作りましょう。テンプレートもたくさん用意されているので手間もかかりません。

中には「自己PR必須」「顔写真必須」「会社の名前は入れない(※入れる派も存在)」などいろいろ思いのある方がいらっしゃいます。また独立した場合は、名刺は重要な仕事ツールと化します。さらに、実は独立したら名刺は複数になります。この話はまた別に書きたいと思います。

ですが、企業内診断士であれば、あまり深く考える必要はありません。名刺を作る理由は後述するように「(名刺を)たくさん交換するから」です。

唯一、注意点があるとしたら「中小企業診断士 登録予定」の”登録予定”を入れておくことくらいでしょうか。試験に合格すれば(登録前でも)数々の診断士活動ができますが、まだ「中小企業診断士」を名乗ることはできません。それだけです。




名刺の問題は作ることより管理すること

問題は作ることより管理すること

私は診断士試験に受かって3年経過しましたが、既に700人近く名刺交換しました。そのうち、300枚くらいを合格後1年以内で使いました。これが多いのか少ないのかという話ですが、正直少ない方です。

積極的な方は最初の1年目で500~600枚使うので、そうなるともう管理しきれません。結局、診断士仲間で使うことが多いFacebookで友達になり、以後はFacebookでやりとりすることが多いです。

そんなわけで、「(名刺について)あまり深く考える必要はない」というのは、「何百枚もある名刺を見直す機会はそうそうない」というのが根拠です。

ただ、名刺交換の際に話のネタになりやすいこと(出身地(校)とか現住所とか仕事内容とか趣味とか)が書いてあれば、話が盛り上がるきっかけになるとは思います。

ですので、「初対面の最初の1回」の重要性が名刺には存在します。見にくくない程度に記載すればいいのではないでしょうか。


とはいえ、最初の1回だけです。その後は(名刺もらってるのに)「携帯番号教えてよ?」とFacebookで聞くことはざらというか、よくあることです(笑) Facebookは20代~30代前半では利用率が低いという話もありますが、診断士はもっと(もっと)高齢なので、だいたいFacebookに落ち着きます。

そんなわけで、いただいた名刺を管理することのほうがはるかに大変です。中にはEightで管理している方もいらっしゃいますが、それでも名前と顔が一致しないひとがたくさんいます。(名刺に顔写真があったとしても)

結論としては、診断士仲間で頼りになるのはFacebookで、しかも読んだ人が「いいね!」を押すのが面倒にならない程度(週1~2程度)で発信し続けるのが、「忘れられず覚え続けてもらうコツ」だと思っています。

  •  診断士試験に受かったら、まず名刺を作りましょう。もちろん登録前でもOKです。
  •  内容はあまり考えないでOKです。気に入らなければ作り直せばいいだけです。
  •  むしろ管理するのが大変です。知り合ったらFacebookでつながっておくのが一番確実です。(なのでFacebookやりましょう)
  •  なお、独立診断士の場合は話が別です。顔写真、携帯番号、メアド、実績、経歴、HPのアドレス、ビジョンなど、ありったけ書きましょう。