自己紹介

中小企業診断士として独立後に感じること(2週間経過)

独立初期にもっとも重要なこと

2020年も早いもので半月が経過しました。お正月休み明けから2週間、独立診断士としての活動を開始していますが、ここまででいくつか思ったことを書いていきたいと思います。私自身の振り返りという意味あいもありますが、将来独立を目指す方がこのエントリーにたどりついていただければ幸いです。

まず、もっとも重要なことは「メンタルコントロール」です。先輩診断士からこのことはあまり言われたことがないのですが、とんでもなく重要です。そして、これはこれから先もずっと(最重要ではなくなるとしても)重要であり続けると思います。何がいいたいかというと、独立前に思っていた「時間があればもっとXXできるのに!」というのが、独立したからといって急にできるようにはならないということです。つまり、

  • 独立前:会社の仕事が忙しく、思うように時間が取れない → 空いている時間にとにかく必死に行う(+副業なのでやるべき量は限られている)
  • 独立後(直後):やらなければいけないことが想定以上にあることに気付く → 拘束時間が会社員時代より少なくても、結局全部に手が回らない。

ということです。そして手が回らないと焦りが生じ、仕事の質が落ち、それが続くと(手が回っていないとわかっていても)気が進まなくなります。最近になってようやく「独立当初からすべてが順調に回る人などいない」と割り切れるようになりましたが、それでもメンタルの浮き沈みは数ヶ月は続くと思います。



独立して気付く「大切なこと」

 それから、いうまでもないことですが、気にかけてくれている人の存在はとても大きいです。お祝いをしてくださった方、先輩診断士をご紹介いただいた方、イベントなどにお声がけをいただく方、独立支援をしてくださる方、飲みに誘ってくれる昔の友人、みなあたたかくしていただき、本当に感謝しています。これはもちろん、最初の1年目だからというご祝儀的な意味合いもあるのかもしれません。ですが、一つひとつのご縁を大切にし、信用を積み重ねていくことが重要だと思っています。

 そしてさらに、身近で大切なものがあることに改めて気付きました。それは「家族の存在」です。会社員時代は家事専門だった家内も、今では私の仕事のサポートを積極的にしてくれています。これからは事務関係(主に経理)も手伝ってもらう予定で、簿記の勉強も始めています。またいままで仕事+副業で家にいる時間がほとんどなく、子どもとの会話がとても少なかったのですが、家で仕事をする時間が増えたことで会話も増えました。

独立すると、上司も部下もいなくなるので一人でいる時間は増えます。ただ、それでも独立=孤立ではないということがよくわかりました。これから出張もあり、やるべきことが多く、毎日が山場です。全部いっぺんにやろうとせず、着実に根気よく歩んでいきたいと思います。